債券市場では、長期金利の指標となる10年物国債の利回りが一時0.51%まで上昇。2営業日連続で日銀が設定している上限の0.5%を超えました。

外国人投資家などは日銀があすから開く金融政策決定会合で金利の上限を0.5%から引き上げる可能性があると見て、国債に大量の売り注文を出しています。もし金利が上昇すれば、投資家はその差を利益として得ることができるためです。

東海東京証券 佐野一彦 チーフ債券ストラテジスト
「投機筋は儲かる取引だなと思ってやっている。今の利回りで売っておけば、高い利回りで買い戻せると。とにかくマーケットで売りたい」

金融政策決定会合を前に、日銀に対する市場の圧力が高まっています。