リーマンショックの100倍以上の威力。非銀行部門には1京円を超える巨額隠れ債務

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金融
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んちゃ。

今回はリーマンショックがどんなだったかを簡単に書いていきますよ。

すでに多くの人がリーマンショックのことをすでに忘れているでしょう。

そんでもって。

 

リーマンショックなんて大して影響を受けてないような・・

 

そんな感じに思っている人も多いでしょうねぇ。

でも、実際はけっこうヒドイ状況だったんですよね。

リーマンショックの発端

リーマンショックは、2008年9月15日にアメリカの投資銀行リーマンブラザーズが破綻したことから始まりました。

これは、アメリカのサブプライムローン(信用力の低い個人への住宅ローン)の危機が表面化した結果でした。

サブプライムローンの不良債権が増大すると、これらを資産としていた金融機関は大きな損失を被りました。

その結果、信用収縮が起こり、金融市場は混乱に陥り、リーマンブラザーズの破綻はその象徴的な出来事となりました。

リーマンショックと株価の動き

2008年9月15日、リーマンブラザーズが破綻を宣言すると、直後の株式市場は混乱に陥りました。

その後も金融危機は深まり、世界各国の株式市場は大きく下落。

日本の株式市場も例外ではありませんでした。

日本の主要な株価指数である日経平均株価は、2008年の年初からリーマンショックが発生する9月までに既に下落傾向にありました。

しかし、リーマンショック後、その下落は一段と加速します。

2008年の年初には約15,000円だった日経平均株価は、リーマンショックが発生した9月15日には約12,000円まで下落。

その後、さらに下落し、2008年の10月には一時的に約7,000円まで落ち込みました。

この急落は、投資家の不安とパニック売りを反映したものでもあります。

米国の企業倒産

リーマンショックの影響は、特に2008年から2009年にかけてアメリカの企業倒産に大きな影響を及ぼしました。

アメリカンバンクラプトシー・インスティチュートによると、2008年には年間で約43,500件の企業が連邦破産法第11章(Chapter 11, リストラクチャリングを目指す再編型倒産)の適用を申請しました。

さらに、2009年には60,837件の企業が破産申請を行い、これは前年比約40%の増加となりました。

米国の失業率

米国の失業率についても、リーマンショックは大きな影響を与えました。

2008年の初めには失業率は5.0%でしたが、リーマンショックが起きた9月には6.1%。

そして年末には7.4%にまで上昇。

2009年には失業率はさらに悪化し、10.0%を超え、一部では14.8%まで上昇したのです。

これらのデータは、リーマンショックがアメリカ経済に与えた深刻な影響を如実に示しています。

特に、雇用市場と企業の経営環境は大きく悪化し、多くの人々と企業が苦境に立たされました。

リーマンショック時の日本の状況

リーマンショックは、日本の経済全体に大きなダメージを与えました。

経済がグローバル化するにつれ、国内の金融機関、大企業も世界的な金融市場の影響を受けるようになりました。

これは多くの企業が海外展開を進め、外国の金融市場とのつながりを強めていった結果です。

リーマンショックが起こったとき、日本企業の経済状況は非常に厳しいものでした。

国内経済の縮小に加えて、リーマンショック後には円高が進行。

これは、金融危機によるリスク回避の流れの中で、安全な通貨とされる円への投資が増えた結果です。しかし、円高は輸出企業にとってはマイナスの影響をもたらすことになります。

輸出価格が上昇し、競争力が低下するという事態に直面したのです。

 

日本の企業の倒産件数は、2008年に前年比8.9%増の1万3,221件に上り、さらに2009年には前年比18.8%増の1万5,708件に上昇しました。

また、リストラ件数も2009年には約19万人に上り、失業率は2009年には5.1%に急上昇。

この危機は特に、派遣社員や非正規雇用者に深刻な影響を与えました。

企業の人員削減の最前線に立たされた彼らは、大量解雇の波に見舞われました。

リーマンショック後の6ヶ月間で、約13万8千人の派遣社員が契約解除や契約更新停止の通告を受けました。

2009年の流行語大賞に派遣切りがトップ10入賞、年越し派遣村も話題になりました。

リーマンショックと中国経済

リーマンショック後、世界各国の経済は急激に冷え込みました。

中国もまた、世界的な経済の冷え込みからは免れませんでした。

リーマンショックが起きた2008年は、北京五輪が開催された年。

北京五輪終了してから1ヶ月後、リーマンショックが起きてしまったのです。

世界の工場として輸出に大きく依存していた中国経済は、世界的な需要減少により大きな打撃を受けました。

中国政府は金融危機の影響を最小限に抑えるために、強力な経済刺激策を打ち出しました。

これには、4兆元(約586兆円)の公共投資プログラムが含まれていました。

これらの政策のおかげで、中国経済は大きな落ち込みを避け、さらに急速に拡大を続けることができたのです。

中国の経済回復は、世界経済の回復にも大いに貢献しました。

中国は世界第二の経済大国として、世界の貿易と投資に大きな影響を及ぼし、中国の需要は、資源豊富な国々や先進国の企業にとって重要な市場となりました。

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はい、リーマンショックはこんな感じでした。

多くの人がリーマンショックのことを忘れていたでしょう。

というか、あまり影響がないように感じていた人の方が多いでしょうねぇ。

20代、30代前半あたりの人なら、

 

へー・・

 

という感じくらいでしょうか。

でも、リーマンショック当時の会社経営者は、超絶ヤバ谷園な状況だったとか。

中国さんのおかげで多くの日本企業は救われたなんて話もありました。

 

んで。

昨年末に、BIS(国際決済銀行)がこんなことを言ってたんですよねぇ。

 

非銀行部門というのは、銀行以外の金融機関のことです。

保険会社や投資会社、ヘッジファンドなんかのことです。

BISが言うには、銀行以外の金融機関が総額80兆ドルもの隠れ債務を有していると。

とても大事なことなので、もう一度、書いておきますよ。

 

銀行以外の金融機関が総額80兆ドルもの隠れ債務を有していると。

 

隠れ債務は帳簿にはのかってませんけど、企業が将来的に支払わなければならない債務のことを言います。

80兆ドルということは、1京円超えです。

ちょっと何言ってるか分かりませんねぇ。

リーマンショックが起きた時の負債総額が約64兆円。

負債総額が64兆円で世界が大騒ぎして、世界の金融経済に大きな影響を与えました。

もし、1京円超えの金融爆弾が爆発したらどーなるか・・

妄想もできませんね。

リーマンショックの100倍以上の金融爆弾です。

しかも。

リーマンショックは中国経済は世界を牽引してくれました。

でも、今は世界のどこの国も世界経済を牽引してくれるような国はありません。

まぁ、1京円規模なので次元を超えてますけどね。

そんな金融爆弾がこの世には存在していることもお忘れなく。

ということで、

ぐわしっ!!

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